イメージを左右するカウルの塗装や補修の方法
カウルはバイクの車体全体を覆う形で取り付けるパーツの一種で、丸みを帯びたデザインになっています。これは走行時の空気抵抗を減らすのが目的です。バイクは空気抵抗を受けるとスピードが落ちる他、ハンドル操作にも支障をきたすことがあります。
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カウルを装着していれば空気を上手に逃がすことができるので抵抗が大幅に減少し、快適に運転することが可能です。また、カウルはバイクにスタイリッシュなイメージを持たせる効果もあります。流線型のデザインはシャープで都会的なイメージがあり、高速で走るバイクにぴったりです。カウルの素材はABS樹脂やカーボン、FRPなど様々ですが、いずれも軽量でバイクの走行性能の妨げにならないのが特徴です。
カウルはバイクをすっぽりと覆う物が多いので、カウルのイメージがそのままバイクのイメージに直結すると言っても過言ではありません。そのため、ひび割れや色落ちなどの不具合があると非常に見栄えが悪くなってしまいます。
傷んだカウルを直すには破損した部分を補修し、塗装によって鮮やかな色合いを取り戻すことが重要です。カウルの補修には市販のパテや接着剤を使うのが効果的です。これらは乾燥すると固まり、水を弾く効果があるので屋外を走行するバイクに最適です。強度も高く、カウルへの食いつきも良いので走行中に補修した部分が壊れる心配がありません。傷んだ部分にヤスリをかけて表面を滑らかに加工し、パテや接着剤を盛り付けて伸ばします。後は乾燥させれば補修は完了です。
塗装は色落ちの改善以外にパテなどで補修した部分の仕上げという意味もあります。ガソリンの付着や紫外線に強い耐性を持つウレタン系の塗料が最適ですが、塗りムラができないようにするには高度な技術が必要になります。小さい部分の塗装なら市販のバイク用スプレーやカラーペンで対応できますが、面積が広い場合はプロの修理業者に依頼するのが賢明です。
バイクのマフラーを消音にする有効な対策
数あるバイクのパーツの中でも重要な役割を担っているのがマフラーです。マフラーは走行時にエンジンから放出される高圧の排出ガスの音を小さくするためのパーツになります。
マフラーを装着しない状態で走行をすると、大音量によって周囲に迷惑を掛けるだけでなく、エンジンの点火によって火災が発生することもあるので必ず装着しなくてはいけません。前述したようにマフラーは消音の役割を担っていますが、バイクによっては装着をしていても音が大きくなってしまうケースもあります。
走行時の音が気になるという場合に有効となるのがサイレンサーの装着です。これは文字通り音を小さくする目的で作られているパーツで、取り付けることで最小限にまで抑えることができます。
サイレンサーは自作をする人もいますが、マフラーの大きさや構造に合わせて正しい物を付けなければ効果を得ることができないので注意が必要です。バイクの構造に詳しくないのであれば、お店に持って行き専門の知識を持ったスタッフに市販品を選んでもらう方が失敗のリスクを減らせます。
逆に音量に物足りなさを感じている人はパーツの交換で大きくすることが可能です。マフラーの音量は素材によって変わるのが特徴で、スチールやアルミニウム製は迫力のある音が楽しめます。ただし、自分が心地良くても周囲は不快に感じることもあるため、自分の基準だけでなく周りに配慮して音量を調節するのがライダーとしてのマナーです。