バイクを安全に走行させるためのメンテナンスとしてチェーンの清掃と調整が重要
バイクのチェーンはエンジンの動力を後輪に伝えるための大切な役割を担っています。走行中にチェーンが切れたり外れたりしてしまうと、大事故に繋がる可能性があります。そのため、できる限り走行するまえにメンテナンスを行い、安全をしっかりと確保しましょう。
チェーンのメンテナンスとして必要なのは清掃と調整の2つです。
まず、清掃をするためにはクリーナーとブラシが必要になります。どちらともバイクのチェーンに特化した製品が売られているため、カーショップなどで洗浄力の強いものを探してみましょう。クリーナーはスプレータイプのものが主流なので、洗剤を吹きかけてブラシでこするだけで完了です。ただし、清掃したままの状態では錆びてしまうので、オイルを差さなければいけません。
オイルはチェーンの動きをなめらかにする役割もあるため、清掃の仕上げとして忘れずに差すようにしましょう。
そして、性能をきちんと発揮するためにチェーンの調整も行う必要があります。張りすぎていてもよくありませんし、たるみすぎていてもよくはないので、ベストな張り具合に調節しなければいけません。チェーンの調整に必要な道具はレンチやスパナなどです。乗っている車種によって利用する道具は異なるので、きちんと確認してから用意しましょう。
ただ、清掃と比べて調整は難しいため、どの程度の張り具合にするべきなのかマニュアルなどを読んでもよく分からない場合は、プロにお願いしたほうがよいかもしれません。そのときにプロの作業の様子を見せてもらえば、きっと次からは自分で行えるようになるでしょう。